湘南いぶしの話

湘南いぶしの燻製が生まれたエピソードを紹介します。
これから少しづつ、エピソードを追加していく予定です!

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1. 『偶然』

湘南いぶしのたたみいわしの燻製。それは何気ない会話の中から生まれました。
数年前のとある晴れた日曜日、湘南の海に浮かぶヨットにて。



「たたみいわしの燻製ってどうだろう?」



そんな言葉がきっかけでした。

数十年前から、燻製作りが趣味の一つであったがんさんは、早速たたみいわしを燻製にしてみました。
恐らくすぐにそれを家族に振舞ったハズなのですが、残念ながら僕には当時のその味の記憶がありません。
湘南いぶしの看板商品として多くの方々からご愛用頂いている現状を見ると、きっと悪い評価ではなかったのだと思います。


こうして、湘南いぶしの看板商品であるたたみいわし燻製が小さな産声をあげました。

太平洋上のがんさん




2. 『名産品』

そもそも、何故“たたみいわし”なのでしょうか。
たたみいわしが平塚市の名産品として広く知れ渡っている商品であると言う事、
そして、その伝統ある食品に工夫を加える事で、全く新しい名産品として世の中に送り出したいという想いがあったからです。


折りしも、平塚市の名産品は5年に一度の見直しの時期を迎えていて、市民団体の代表者や学識経験者、商業、工業及び農水産等の関係者から構成される湘南ひらつか名産品選定委員会は、 平塚市の新しい名産品として相応しい製品を探していました。

早速、父は生まれたばかりのたたみいわしの燻製を携えて、選定委員会を訪れました。

当時のたたみいわし燻製




3. 『責任』

たたみいわしの燻製の評価は上々でした。

しかし、商品が良いからと言って、それだけで名産品や推奨品として認定される訳ではありません。

平塚市が推奨品として推すからには、「事業として安定供給する能力と覚悟があるかどうか。」が問われたのです。
父はここで悩んだそうです。今までの様に、本業である映像プロデューサーとしての仕事の合間に楽しんでいた『趣味』としての燻製ではなくなるのです。
お客様に対して、安全で高品質な商品を提供し続ける“責任”が求められます。

出した答えは、



「やります。」



でした。

もう趣味ではなくなるのです




4. 『湘南いぶし』


市の推奨品に選ばれるという事は、市が発行する媒体にその名前が印刷され、関連施設に商品が置かれ、市内の催し等に積極的に出店して行く事が求められてきます。
自らを潤すだけでなく、広義には「観光」という側面から平塚市を活性化させて行くという役割をも担っています。
きちんとビジネスをして行かなければなりません。

ビジネスを進めて行く上で重要になるのが、“屋号”です。平たく言いえば看板であり、格好良く言い換えればブランドです。


「どんな名前がいいと思う?」


家族で様々な意見が出されました。
採用されなかった案はもう覚えていません。


皆が納得して、決められた名前。それが、『湘南いぶし』です。

湘南いぶしの看板です




5. 『挑戦』

商品と看板は手にしました。

「たたみいわし燻製は、平塚市の推奨品にも選ばれたし、後は作って売るだけ。それなりに売れるハズだ。」

初めには、こんな意識があったかもしれません。けれど、世の中そんなに甘くありませんでした。


新しい推奨品として選ばれただけです。誰もそんな事は知らないのです。
推奨品として市民に認知してもらうのは、市がする事ではありません。飽くまで自分達で商品を向上させ、ひとつひとつの取引を積み重ねて、認知を広げていくものです。


しかし、湘南いぶしのスタッフには、食品製造の専門家も、小売の専門家もいません。パッケージデザイナーも、戦略を立てる人も。

湘南いぶしのビジネス全てが、全く異なるフィールドで得た知識と技術の応用でスタートし、今、歩いています。



まだまだ至らない所ばかりの我々ですが、一つずつ解決して、より良い商品をお客様にお届けする為に頑張っています。

頑張ります!

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